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太陽の香

太陽の香

ごめんね、お父さん

お父さんは短気でどうしようもないと思ってた
そても過保護で逃げ出したいと思ってた

でも、ごめんね。
最後の入院の時、家族で私だけが、もうダメだと思ってしまってた
何となく、お父さんの死期が近い感じを受けていた

母も、弟たちも、私が最悪の場合を考えてのことをいうと、
なに言ってるの?大丈夫に決まってるじゃんって言った。

けど、ごめんね。
それでも、私はもうダメなんじゃないかと思ってた

会社のことで居なくなられたら大変と思っていながら
自分の妊娠・・悪阻があって、病院に臭いが鼻についた

言い訳はたくさんあるんだけど、、
でも、最後まで「大丈夫!」って言ってあげられなかった。
もっと近くで声を出していてあげればよかった

これが、1周忌を前にした娘の本音
家族には・・・もう少し時が経ってから話そうかな


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